ワールドワイドキッズ 、こどもちゃれんじイングリッシュ、DWEを具体的に比較してみました。
今回は「語彙量 編」です。
語彙数の比較
ベネッセの2教材は、公式ホームページに語彙数が公表されています。ワールドワイドキッズ → 約6000語
こどもちゃれんじイングリッシュ→ 約2000語
DWEの文字数はホームページでは見つからないため、様々なブログで諸説飛び交っています。
1番信憑性が高そうなのは2358語
(こちらの方のブログを参考にさせていただきましたhttps://kazoku.blog/dwe-bilingual/#_DVD )
語彙数の比較は無意味?!
語彙数だけ見ると、「ワールドワイドキッズは6000語もあってすごい!」と思ってしまいそうですが、実はそう簡単に比較できるものではありません。比較すると言っておきながらなんですが、これらの教材の語彙量を比較してもあまり意味がありません。
それよりも考えたいのは、実際に身につく量です。
定着語彙数
こどもちゃれんじイングリッシュ、WWK、DWEは、単語の定着のさせ方がそれぞれ特徴的です。こどもちゃれんじイングリッシュ
魅力的な歌とダンスと映像とおもちゃのおかげで、とにかく覚えやすい。そのため、何度もDVDをみれば、出てきた単語やフレーズの全てを定着させることが可能です。
あまり取り組む時間がない場合でも、キーワードくらいならすぐに身につきます。
今月のキーワードはフルーツ、来月は乗り物など、重点的に学べるようにテーマが定められています。
このブログで色々と紹介していますが、キーワードの単語数は意外と少なくありません(例えば、フルーツの単語数は、こどもちゃれんじイングリッシュが18単語、WWKが17単語など、わずかに差がある程度です。フルーツはWWKのほうが少ないとはビックリ!)。
うちの4歳の長男は、DVDのほぼ全てのフレーズを楽しく丸覚えしています。
全部定着すれば、定着語彙数は理論上2000語ということになりますね。
時間があまりない場合は、キーワードのみが定着することになります。
キーワードの語彙量は公開されていませんが、ワールドワイドキッズよりも僅かに少ない程度だと思います。
ワールドワイドキッズ
各DVDのキーワードは、まぁまぁ覚えやすい。キーワードは「タッチディクショナリー」というタッチペンで音が鳴る辞書に全て載っています。
それを全部数えると、約600単語あります。
それらのキーワードについては、こどもちゃれんじイングリッシュほどのキャッチーな演出はありませんが、何回も聴いていれば覚えられます。
あまり取り組む時間がない人だと、覚えにくいです。
つまり、何回も聴く時間のない人の場合、こどもちゃれんじイングリッシュの定着語彙数よりも、ワールドワイドキッズの定着語彙数のほうが少なくなってしまう可能性があります。
キーワード以外の単語については、さらっと会話に出てくるだけなので、覚えにくいです。
きっとベネッセ自身も6000語全てを覚えさせる気はないはずです。
じゃあ6000語は価値がないの?!と思うかもしれませんが、そうではありません。
この6000語にはすばらしい価値があるのです。
それについては、後日またブログに書きますが、簡単に言うと以下の2点です。
- 大量の英語のシャワーで英語耳を育てる
- こどもちゃれんじイングリッシュよりもフレーズ数がかなり多く、フレーズのレベルも高い
DWE
DWEは、「教材に出てくる全てがキーワード」という感じです。単語もフレーズも片っ端から全て覚える仕組みになっています。
というのも、まずはメイン教科書(絵本)用のCDでは、ミッキー達の発言内容が度々消されていて、自分で覚えて補わなければならないトレーニングがあります。
また、CAPテストでもシングアロングの歌などを丸覚えしなければなりません。
12冊ある教科書のような絵本を片っ端から全部覚えて、とてもレベルの高い約130曲を全て覚えて定着させるとなると、親もかなりの努力と時間が必要です。
その分、全て習得できれば、それはそれはハイレベルな文法力を手に入れることができます。
全て丸覚えということは、定着語彙数は2358語となりそうですが、その2358語には「a」や「the」や「this」なども含まれているでしょうから、実際はもっと少ないと思います。
(上述のワールドワイドキッズの約600語には、「the」などは含まれていません。)
ちなみに、DWEの単語を覚えるためのおもちゃ(トークアロング)には、510枚の単語カードがありますので、ワールドワイドキッズのタッチディクショナリーよりもほんの少し少ないくらいですね。
語彙のレベルはそんなに高くない(ワールドワイドキッズも同様)ですが、DWEは文法が素晴らしいです。
文法比較も追々していく予定です。
まとめ
それぞれの定着語彙数をまとめると、以下のようになります。定着語彙数については、あくまで私の意見です。公式に発表されているものではありません。
こどもちゃれんじイングリッシュ
気楽に取り組めばキーワードのみが定着(ポピーキッズイングリッシュよりも結構多めだが、dweやwwkの定着語彙数よりは若干少ない)。ある程度頑張れば2000語が定着。
DWE
ある程度頑張れば510語。かなり頑張れば2358語が定着。
それプラス、かなりハイレベルな文法。
軽くしか取り組めないなら、すぐに挫折してほとんど身に付かず。
ワールドワイドキッズ
ある程度努力すれば、こどもちゃれんじイングリッシュのキーワード以上の定着語彙数(約600語)。それプラス、6000語のシャワーとまぁまぁハイレベルなフレーズ。
かなり頑張っても、それ以上にはならない。
軽くしか取り組めないなら、こどもちゃれんじイングリッシュ以下の定着語彙数。
こんな人にオススメ
取り組む時間があまりない人
こどもちゃれんじイングリッシュでキーワードのみの定着を目指す。(もう少しレベルが低くても良ければポピーキッズイングリッシュでもOK)。
または、目先の定着語彙数は気にせず、ワールドワイドキッズで英語のシャワーを浴びせて、とにかく英語に触れさせる。
ある程度時間のある人
こどもちゃれんじイングリッシュを片っ端から丸覚えする(2000語定着)。または、ワールドワイドキッズでキーワード(600語)定着を目指す&6000語のシャワー&ハイレベルなフレーズの習得を目指す。
または、DWEのシングアロングのみ丸覚えする。
じっくり取り組む余裕のある人
DWEでハイレベルな文法を身につける。更に余裕があれば、ワールドワイドキッズで6000語のシャワーを浴びたり、YouTubeやORTなどの別教材でリスニング力や単語力を強化。
我が家での取り組み
我が家では、「ある程度時間がある人」に記載の全てをやっています。ちなみに私は育休中のため、四六時中DVDを流す余裕があります。
これでもかというくらい流し続けています。
でも、双子の赤ちゃんを子育て中で忙しいため、一緒に取り組んであげる暇はありません。
片手間で英語で話しかけてあげる程度しかできません。
そのため、私は「ある程度時間がある人」になりました。
追記:おうち英語を始めて1年が経過
こどもちゃれんじイングリッシュ
「ぷち(1歳向け)、「ぽけっと(2歳向け)」、「ほっぷ(年少向け)」を同時に受講し、幼稚園児の長男はdvdを全てほぼ丸覚えできました。2歳の妹達はまだまだですが、おそらくベネッセの想定通りのペースで成長しています。
ワールドワイドキッズ
まだあまり観ていないdvdも多々ありますが、長男はタッチディクショナリーに掲載されている約600語をいつの間にかほぼ覚えました。(タッチディクショナリーはタマにしか使っていませんが)
妹達は、ピーチとアップルの違いは分からないけど、グレープは分かる、といった程度です。
理解力がまだまだ乏しいですが、でもさすが1歳から始めただけあって、発音は長男よりもとても良いです!
dwe
長男はシングアロングの約130曲を全て丸覚えし、半分くらいは意味も理解していそうです。しかしそこからの応用はまだ苦手なため、そろそろステップバイステップも投入して応用トレーニングをしようかと思っています。妹達は、シングアロングの30曲くらいはなんとなく覚えていそうですですが、まだモヤモヤとしか歌えません。
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