家族で海外のホテルに宿泊する際、ツアーやホテル予約サイト経由で予約すると、小さな幼児でも大人と同じ金額を請求されることが多々あります。
なぜなら、海外のホテルは、「大人1名○○円、子供1名△円」という方法ではなく、「一室○○円」という方法で計算するからです。
5人家族ならば、「ツインルーム1室+トリプルルーム1室」が検索結果に表示されて、2室分の料金を払うことになります。
「日本の旅館なら、小さい子供は親と添い寝すれば無料なのに〜!」と歯痒い思いをしたことはありませんか?
そう、旅館と同様に、ホテルに添い寝をお願いするのです!
まず、この技を使うことによって、どのくらい旅費が安くなるのかについて、前回の記事をご覧ください。
その記事の中の「裏技その1」という部分のやり方を、今回の記事では具体的にご紹介します。
Step1: 目星をつける(中級ホテルの場合)
まずは、添い寝を引き受けてくれそうなホテルにヤマを張ります。
booking.comで
大人2人、子供2人
子供を3人にしてしまうと、ほとんど検索にヒットしなくなってしまうので、必ず「子供2人」で検索しましょう。
他のサイトだと、子供も大人として料金加算されることもあります。
すると、ファミリー向けの4人部屋があるホテルが検索でヒットします。
そういうホテルは、「大人のツイン料金+子供は2人までエキストラベッド無料」ということが多いです。
そこに更にもう1人、添い寝をお願いするという作戦です。
2人部屋で子供3人分も添い寝をお願いするのと比べると、4人部屋なら添い寝が1人だけで済むので、許してくれる可能性が高いです。
ファミリーに優しいホテルということは、添い寝成功への期待が高まりますね!
Step:2 目星をつける(高級ホテルの場合)
ただし、4人部屋というのは、スイートルームのようなグレードの高い部屋に設定されていることが多々あります。
ノボテルやibisなどの中級ホテルだと、名前は"スイートルーム"でも、値段は普通のツインルームよりほんの少し高いくらいで済みます。
しかし、高級ホテルのスイートルームだと桁違いに高くなってしまうので、高級ホテルの場合は上に記したようなヤマの張り方はオススメできません。
そのため、高級ホテルではヤマを張らずに、
大人のツインルーム料金+子供3人添い寝
と聞くと、とても大変そうですが、私の経験上、高級ホテルのほうが添い寝交渉の成功率が高いので、意外と簡単に見つかります。
交渉が成功すれば、高級ホテルとはいえ、支払うのは大人のツイン料金のみですので、中級ホテルを2室申し込むのと大して値段が変わらなかったりします。
ですので、もし中級ホテルの添い寝交渉に失敗したら、高級ホテルの添い寝交渉も是非視野に入れてみてくださいね!
Step3: ホテルの連絡先を探す
目星をつけたら、ホテルの公式サイトから、お問い合わせ欄やホテルのメールアドレスを探しましょう。
英語が苦手だと、探すだけでも一苦労ですが、最近のスマホは自動的に英語サイトを日本語に翻訳してくれるので意外と簡単に見つかります。
ご参考に、ドイツによくあるホテルチェーンの公式サイトのアドレスをいくつか挙げてしておきます。
どの程度のランクのホテルなのか全く分からない人は、先程掲載した前回の記事をご覧ください。
アコーホテルズ
ibis、ノボテル、メルキュール、adagio、ソフィテルなどのブランドを展開するホテルグループです。
ドイツにはこのアコーホテルズグループのホテルが山のようにありますので、きっとお好みのホテルを見つけることができると思います。
阪急トラピッスやJTB旅物語などのツアーでも、このグループのホテルがよく利用されています。
公式サイト:
https://all.accor.com/japan/index.ja.shtml
インターシティホテル
主にドイツで広く展開しています。主要駅のすぐ目の前にあることが多く、市内交通フリーチケットがもらえるため、とにかく便利でお得でオススメです。
ただし、日本でいうアパホテルのようなランクのホテルですので、もし添い寝交渉が成功しても、5人一部屋で宿泊するには手狭かもしれません。
公式サイト:
https://www.intercityhotel.com/en
マリオット
リッツ・カールトン、ウェスティン、シェラトン、マリオットなど、高級ホテルブランドを展開しているホテルグループです。
コートヤードなど、意外とお手頃価格の中級ブランドもたくさんあり、添い寝交渉の成功率も高いので狙い目です。
公式サイト:
https://www.marriott.co.jp
グループホテル全体のお問い合わせ先:
0120-925-659(日本語)
ベストウェスタン
ドイツでは街によってはホテル数が少なめですが、ビジネスホテルのようなお手頃価格帯のホテルですので、もし滞在したい街にあれば選択肢のひとつにどうぞ。
公式サイト:
https://www.bestwestern.com/en_US.html
ヒルトン
ドイツではホテル数が少なめですが、フランクフルト空港にあるヒルトンは、空港のすぐ目の前で便利です。
公式サイト:
https://hiltonhotels.jp/
Step5: ホテルにメールを送る
ホテルに伝えるべき事項
- 宿泊予定人数の内訳
- 子供の年齢
- 子供はベッド不要
- 子供の朝食の料金を聞く
実例1
実際に、ミュンヘンにあるノボテルミュンヘンシティというホテルにメールを送って、「大人2人+幼児3人」の添い寝が可能かどうか問い合わせてみました。
ホテルからの回答はこちら↓↓
(私が日本語訳したのでぶっきらぼうな文面ですが、実際はとても丁寧な英語で返信してくれています)
とは言うものの、スタンダードファミリールームか、それよりずっと広いエグゼクティブルームならば、例外的に添い寝可能です。
6歳までの子供の朝食は無料です。
6歳から14歳は1日3ユーロです。
1番安いツインルームだと5人一緒には泊まれないけれど、ほんの少しだけ高いファミリールーム(定員4人)かエグゼクティブルームなら、特別に添い寝の許可が下りました!
ホテルのご厚意に感謝です。
booking.comで「大人2名+子供3名」で検索すると、このホテルではツインルームを2室(約12000円×2室=約24000円)予約するようにと表示されましたが、ホテルに添い寝の相談メールを送る努力をしたおかげで、ファミリールーム1室のみ(約12000円)で泊まれるようになりました。
約50%もコストカットできました!
トラブル防止のため、宿泊当日には、このメールのやり取りを印刷して持参しましょう。
実例2
ミュンヘンにあるインターシティホテルというホテルにも同様の問い合わせをしてみました。
ホテルからの回答はこちら↓↓
2室(ダブルルームを2室、もしくはダブルルームを1室とシングルルームを1室)を予約してください。
こちらのホテルは残念ながら5人1室の添い寝は断られてしまいました。
booking.comで検索したところ、子供1名なら1室で添い寝可能なようです。
我が家のように子供が3人もいる場合は別ですが、子供が少なければわざわざホテルに頼まなくても、booking.comはどうやら添い寝を考慮してくれていそうです。
断られてもメゲずに次のホテルにチャレンジしましょう!
耳寄り情報
今時はスマホですぐに英語に翻訳してもらえるので、英語が苦手でも簡単に海外のホテルにメールを送ることができますが、どうしてもどうしても英語は苦手!英語は絶対嫌!!という人に朗報です。
マリオット系列のホテルなら、「ミュンヘンのウェスティンに子供3人添い寝で泊まれるか教えてください」と、日本にあるコールセンター(0120-925-659)に日本語で問い合わせするだけで、ホテルに直接交渉して予約までしてもらえます。
もちろんドイツ以外でも、全世界のホテルに対応してもらえます。
お高そうなイメージのマリオット系列ですが、コートヤードやモクシーなど安めのブランド(少し高めのビジネスホテルくらい)も展開しています。
まとめ
海外にメールを送ると聞くと、なんだか難しそうな気がしますが、Google翻訳を片手に、いざ送ってみると簡単にできてしまいます。
その努力をするかしないかで、旅費が大きく変わります!
是非勇気を出してお問い合わせしてみてくださいね。
5人家族の宿泊費、5泊で5万円以内に抑える裏技!
海外旅行傷害保険代、家族5人で0円!
以下、随時執筆予定です。
5人家族の航空券、5人で直行便利用で合計34万円以下!
5人家族の食事代、極力安く抑えよう!
空港での長蛇の列を極力回避する術を考えよう!
旅行当日に子供が発熱?!旅行キャンセルの出費に備えよう!
家族5人分の鉄道チケット、1番安いのはどれ?!